Hadrien Feraud ソロ分析 ( invitation solo分析その1 )

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(Part 2は非公開にしました。noteに移行します)

どうもこんにちは。プレベを友人から貰いました。小池です。

今回は実際にアドリアンのsoloを分析していきましょう。

実際、僕が初めてアドリアンのソロの採譜したのは下の動画のinvitationでした。

若い!ていうかやっぱり上手すぎ。音も正確だし粒の揃い方が異常。

採譜した時は始めてのアドリアンの採譜というだけあって、まだどういうソロの取り方をしてるかもあまり分かってなかったし、手癖も把握してなかったので弾くのに本当に練習した…

ドラムがPeter Arskineなのもいいですね。

下が僕が弾いた動画です↓

この時はベースがFoderaのemperor使ってました。しかもHi-C張ってます(何故Hi-Cだったかというと、Janek Gwizdalaに超憧れてたから。Fodera買ったのもJanekの影響…買った当初はJanek Gwizsalaのソロばっかり採譜してたなー後々分析記事書きます)

 

ではでは早速ソロを見ていきましょう。動画で随時確認しながらいくといいかも知れません。

因みにinvitationの譜面は↑です。

まずは前半32小節

譜面は8vaでオクターブ下げて書いてます。あと音符の上や下に書いてある”小”薬”中”人”はアドリアンの左手の運指です。

運指までコピーするのが僕はいいと思っています。

 

始めのC-7、早速C Melodic Minor Scaleですね。Bナチュラルの音使ってますから。

11小節目のF7に向けて、先行して10小節目からF# Melodic Minor Scaleを使ってます。なんでF# Melodic Minor ScaleかというとBb7に向けてのセカンダリードミナントだからで、F7をF7altと解釈してます。

13-14小節目はBb7で単体のBb7なのでBb7(#11)と見て、F Melodic Minor Scale、そして同じBb7でも15-16小節目はEbm7へドミナント進行すると捉えて、Bb7altと解釈。よってB Melodic Minor Scaleを使ってます。

Ebm7のところは、21,23,25小節目でDの音を使っているのでEb Melodic Minor Scaleを使用してます。

27小節目からのAb7はDb7に向けてドミナント進行していると見て、Ab altと解釈しA Melodic Minor Scaleを使用しています。

そして29小節目のDb7は解決しないドミナント7thなので(次のコードはC#m7であって、G△7などではないので)Db7(#11)と解釈してAb Melodic Minor Scaleを使用しています。

このようなドミナント7thコードををSpecial Function Dominant(略してS.F.D.)と言います。

次にサビに進みます。

この譜面から見て、3-4小節目のF#7はB-7へドミナント進行しているとみてF#7altと解釈、よってG Melodic Minor Scaleを使用。

5-8小節目のBm7はB Dorian Scaleを使ってますね。たまには違うスケールも使ってます。

9-10小節目はB Melodic Minor Scaleを使用。

11-12小節目のE7ですが、11小節目のE7はE7(#11)と捉えB Melodic Minor Scaleを使い、12小節目のE7は次のAm7へドミナント進行していると見てE7altと解釈し、F Melodic Minor Scaleを使用しています。

13-18小節目のAm7は所々でb7とナチュラル7を混合して使っているので、A Dorian ScaleとA Melodic Minor Scaleを使っていると思われます。

19-20小節目のD7は、アドリアンはナチュラル7の音(この場合C#)を弾いていて、何を想定して弾いているのか分かりませんでした..わかる方いらっしゃったらご一報くださいませ。

21-24小節目のGm7はG Melodic Minor Scaleを使っています。

25-26小節目のEm7(b5)ではG Melodic Minor Scaleを使っています。前回の記事で書いたロクリアン#2というスケールと同じになります。

27-28小節目のEb7はD7に向けての半音上のセブンス(裏コード)なので、その場合はEb7(#11)と解釈しています。よってBb Melodic Minor Scaleを使っています。

29-30小節目のD7はG7へドミナント進行しているのでD7altと見てD# Melodic Minor Scaleを使用。

31-32小節目のG7はCm7へドミナント進行しているので、G7altと見てG# Melodic Minor Scaleを使用。

これでサビを抜けました。こっからまた小節のカウントはリセットして数えることにします。

サビを抜けた1-10小節目間のCm7はずーっとC Melodic Minor Scaleを使ってます。

11-12小節目のF7はBb7に向けてドミナント進行しているのでF7altと見てF# Melodic Minor Scaleを使用。

13-14小節目のBb7は単体でSpecial Function DominantなのでBb7(#11)と見てF Melodic Minor Scaleを使っています。

 

これで採譜した譜面の2枚目までは解説しました。

続きは次回書きます。

それでは!

コメント (7)

  • 返信

    2018年5月8日

    アドリアンが好きで、勉強しようと思っていたのでとても楽しく拝見しております!!!
    音をとったあとにコードを判別するのがめちゃんこ苦手なのですが、参考にさせていただき精進しようと思います。
    これからも筆者様が楽しい音楽ライフを送れるよう影ながら応援しております。

    • 返信

      2018年5月9日

      Blogを見てくださってありがとうございます!
      初めの段階では、基本的にはコードが分かっている曲の上で採譜をした方がいいかと思います!
      soloの音をとってもコードを取り間違えていると、どのコードの時にそのフレーズが使えるか分からない可能性があるので!
      なるだけ分かりやすく記事を書いていきますm(__)m

      • 返信

        2018年5月9日

        なるほど!!
        ではアドリアンの曲のコードを探すか、ジャイアントステップなどの有名な曲を採譜してみようと思います!!

  • 返信

    2018年5月12日

    以前からyoutubeで拝見させて頂いておりました。
    理論や採譜など自分の限界を感じていたときにこのブログの存在を知り、嬉しく思います!
    練習の参考にさせて頂きたく存じます。

    • 返信

      2018年5月14日

      Blog,Youtubeをご覧になって下さりありがとうございます!
      少しでも日々の練習の参考になることができればいいなと思っております!

  • 返信

    2020年3月26日

    いつもYouTubeの解説動画、ソロ動画を拝見しています。ブログはさらに踏み込んだ内容で本当に素晴らしいですね!とても勉強になります。koikeさんのライブ情報はどこに上がってますでしょうか。また、レッスンはお願いできるのでしょうか。

    • 返信

      2020年6月25日

      コメントありがとうございます:)
      実は今現在ライブ情報を載せている場所はありません汗
      近々こことは他の場所に搭載し始めます。。
      レッスンもメール等でご連絡頂ければ詳細をお送り致します!

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