isn’t she lovely 研究 part1 (Hadrien Feraud & Joshua Young)

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お久しぶりです。三ヶ月ぶりくらいの投稿ですかね。間空いちゃいました…m(_)m

今回はisn’t she lovelyの研究です。この曲はfunk系セッションでよくやったりします。stevie wonderの超有名曲ですね。

分析にいくその前にHadrienの動画見てて思ったことを…

Hadrienの弦とピックアップ、フィンガーランプ間の距離↓

隙間がほぼない…

このベースは昔アドリアンが使っていたFoderaのベース

これ実際弾きやすさに関してかなり重要なことで、この距離が広いと結構弾きにくいです。

逆にこのアドリアンみたいにギリギリだとめっちゃ弾きやすいんですね。

自分のベースもこのセッティングにしてかなり楽にピッキングができるようになりました。

音色との兼ね合いもありますが、皆さんも是非お試しあれ

 

isn’t she lovelyに戻ります。今回はかっこいいなと思ったHadrienが弾いていたLickを解説していきます。

コード進行はこんな感じ

|C#m7    |F#7    |B7sus4    |E△7   |

|C#m7    |F#7    |B7sus4    |E△7   |

|A△7    |Ab7alt   |C#m7    |F#7     |

|B7sus4  |B7sus4  |E△7   |E△7     |

若手の超絶技巧の持ち主Joshua YoungとのDuoです。 この動画からも色んなアイデアが吸収できます。

まず0:16において、F#7のところでアドリアンお決まりの裏コードへの代理でC7にして、ハーモニクスをD,F#(プラスC#を鳴らす時も)を弾いてます。これはC7のオルタードテンションですね。

アドリアンらしさをだすポイントは7thコードで裏コードを使いまくるところです。これは本当に色んな場面でやってます。サウンドが一気にエグくなってかっこいいです。例えば前回のinvitationのバッキングの時などにもよくやってます。

0:23のAb7altのところ、アドリアンはAm9(11)ボイシングをしてます。これはAb7のオルタードテンション盛りだくさんのボイシングになります。と言ってもAbオルタード7thとはAメロディックマイナーのダイアトニックの7番目に出来るコードなので当たり前なのですが。下からA,E,B,C,Dで音の解釈はb9,b13,#9,3,#11になります。エグすぎる。響きが凶悪、でもかっこいい。

0:29からは本来ここはE△7ですが、アドリアンは

F#m9→ E△7/G#→A△9→ B7alt→ E

と弾いてます。これもかっこいい。似たようなことをcontinuum(jaco)でもやっているので、また記事で書きます。

アドリアンのボイシングは中々面白いのでそれについても書きたいところです。

soloについては下の譜面。これに関しては部分的に音をとってます。

上から4段は3:05からの部分。

F#7のところは、次がB7sus4なのでF#7はSpecial Function Dominantだと考え、F#7(#11)と解釈するのでC# Melodic Minor Scaleを使用しています。

B7sus4のところはフレーズ的にF# Dorianと見ています。最後だけB7とみてEへのドミナントと見てB7altで弾いてます。

C#m7へ行く前にはG#7altを配置してドミナント進行にして、フレーズはG# HMP5thBとG#オルタードスケールのA Melodic Minorを弾いてます。

その後のC#m7 F#7はずっとC# Melodic Minor

B7sus4はF# Dorianで後半はA Melodic Minorを使っています。

これもポイントで、アドリアンは曲のキーのI度メジャーに進行するときは、そのキーのⅣ Melodic Minorを使ってIに解決することがよくあります。他の曲でもやってます。cherokeeやcontinuumでIに解決するときなど。。。

この場合キーEでトニックがE△7なのでⅣのMM,すなわちA MMを使ってます。

自分の予想というか推測ですが、A Melodic Minor はF#m7(b5)をロクリアン#2と弾いた時と同じなので、つまりⅡm7(b5)を配置しているのでは、と考えてます。

理論的な解釈は定かでないので、誰かわかる方がいればご一報を、、、

E△7に入ると始めはEメジャースケールですが、後半はEブルーノートスケールに変えています。この移り変わりが超かっこいいのです、、、突然ブルージーなフレーズが入っていい色の変化になってます。

 

譜面5段目のB7sus4からは動画の3:35からの場所で、B7sus4→E△7のところをEブルーノートスケールで続けて処理してます。このブルーススケールのフレーズがこれまたかっこいい。

 

譜面7段目からは動画3:52からで、B7sus4のところをF#m7とみて、いつものアドリアンLickで弾いてます。E△7に入る前の1小節のB7sus4のところはキーのトニックEへのアプローチとしてA Melodic Minorフレーズ。そして譜面8段目のE△7のフレーズはE メジャーペンタトニックスケールの駆け上がりで、これもアドリアンはよく使うフレーズです。

 

今回はここまで!それではー

コメント (2)

  • 返信

    2018年12月13日

    初めまして。以前から拝見させていただいてます。こんな勉強になるブログを書いていただき本当にありがとうござます。

    是非お願いしたいリクエストがあるのですが、アドリアンのメロディックマイナースケールでの手癖や運指などをブログで書いていただけるとすごく嬉しいです。
    出癖がどれだか今だにわからなくて…

    宜しければおねがいします!

    • 返信

      2019年1月9日

      こんにちは!見てくださってありがとうございます!
      ブログに書こうかと思ったんですが、youtubeの方にまたよく使うLick,フレーズを考察する動画を作って上げるかもなので、それまでお待ちください!

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