Dean Brown Trio (Hadrien Feraud,Dennis Chambers ) Live in Japan Report (27.08.2019 & 28.08.2019)

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Hadrien Feraudが3年ぶりに来日すると聞いて観に行ってきました!

前回は3年前にLee  Ritenour groupとDean Brown Group、そして上原ひろみtrioで観ましたが、実に3年ぶり。

Dean Brown Groupとしては2016年9月に丸の内コットンクラブに来て以来となります。

ちなみにその時のメンバーはDean Brown (g), Gerry Etkins (key), Hadrien Feraud (b), Marvin “Smitty” Smith (ds)

今回の来日ではTrioの編成でメンバーはDean Brown (g), Hadrien Feraud (b), Dennis Chambers (ds)

久しぶりに生でHadrienを観るので緊張…

3日間6セットの公演で、僕は2日目の2nd セットと3日目の2nd セットを観に行きました。

セトリは2日とも全く同じでした。3年前と比べてtrioだった事もあり、Hadrienのソロがかなり多めでかなり楽しめました。

3曲目か4曲目ではHadrien作曲(確か)の”Tell You What”という7拍子の曲もやっていました。

Dean Brownは相変わらず元気でファンキー。Dennis Chambersに関しては、以前病気してしまったとの噂を聞いていたので確かに以前よりもパワーが衰えていたように感じましたが、それでも凄かった。2セット同じ曲の同じ場所で長いポリリズムを叩いていた時は笑いました。

今回はMayonesのJabba HF Signatureで来ていました。前回もMayonesのJabbaでしたが、まだsignatureがなかった時だったのでノーマルJabbaでした。

今回で気づいた点は..

まずミュート奏法を多様しているのはいつもの事なのですが、生で聞くとそのなり方と粒立ちがものすごかったです。ミュートしてるけど輪郭がはっきりしていて圧倒されました。

たまに弾くコード弾きもピアニストがいなかった分、割と印象的に聞こえました。動画で勉強済みだったので手元を見ながら「あ、あれはF7#11のボイシングだな…」とか「A-7のとこでナチュラル7入れたボイシングだ!」思ってました。

ソロに関してもフレージングは進化していて、アルペジオみたいな弦を高速で行き来するフレーズは圧巻。速弾きの所とかになると、Hadrien Lickというか、Hadrienの手グセ系フレーズが連発してました。Melodic Minor Scaleは健在でした。

アンコール前の最後の曲、Dean Brown作曲の”Lampshade”ではHadrienのソロの序盤でランダムフレーズも弾いていました。

そしてペダルを覗いてみると…

まずいつものHadrienのセッティングはtc electronicのShakerとMark BassのOctaver(廃盤?)とMorleyのOptical Volume Pedalを使っている事が多いのですが、今回はなんとElectro Harmonicsのmicro Q tronが復活してました!

エレハモのmicro Q tronは割と初期のHadrienが多様していたのですが(動画で確認できる範囲で)

この2008年のライブ映像の3:30-からのソロで使ってたり…

https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/bass-collection/column/HF_play.html

上の2007年のBass Collectionさんの記事でMicro Qtronが使われていたのが分かります。もしや当時の現物と同じだったのか…?

↑2007年当時の足元

micro Qtron序盤の曲のソロで使っていました。

あとはOctaverの使い方が、最近のHadrienは原音0の1オクターブ、2オクターブのブレンドでtc electronicのshakerと組み合わせて使っている事が多かったのですが、今回は原音に1オクターブ、2オクターブのブレンドで低音域で弾いている場面がありました。これも最近はあまりやっていなかったと思うので見入ってしまいました。

あとはvolume pedalの使い方がやっぱり上手かった。割とずっと右足をvolume pedalに置きっ放しの事が多く、かなりシビアにボリュームコントロールしていた印象。動画だけだと分からなかったですが、生で聴くとより音量差を感じれてこれは勉強になりました。ソロの後半で速弾き系になるとボリュームペダルから離れていました。

終演後にHadrienが近くにベースを置いていたので、弦高が見える写真を撮ってみました。見た感じはすごく高いという印象はなかったです。割と普通な感じかな…ただ触れていないのでなんとも言えませんが…

そしてな、なんとHadrienが僕の使っているKensmith BurnerのHF Signatureにサインしてくれました((((;゚Д゚)))))))

初めてHadrienとお話ししたのですが、凄い優しい方でした。

これは嬉しい。。

そしてHadrienと写真も、、

本当にありがたい…>< ファンにも優しいHadrien

記憶に深く残る2日間となりました。

因みに今回もちゃんとライブ前にジムに行っていたみたいです。笑

また近々来日しないかな。。。

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